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zoom RSS 笠置山の攻防一ヶ月

<<   作成日時 : 2006/10/30 22:32   >>

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後醍醐天皇については先にも触れましたが、京都の東の端にある笠置町には、後醍醐天皇の行在所跡があります。
笠置の町中から笠置寺に向かう山道があります。


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狭くて急な坂道を上って行くと、やがて雉料理をたべさせる料理屋が数軒あります。

ここ笠置の雉料理を一度食べたいものだが、なんせ昼ご飯に食べるには値も張るだけに、少ない小遣いの身ではチョッとは入れない。

車を降りて山門の階段を上っていくと、1日からはじまる紅葉祭りの準備中の電気屋さんが来ていた。
夜間照明をつけて観光客を呼ぶようだが、あの狭くて細い道を上るには、対向車が来たらお陀仏や。

どうして車を誘導させるのかな?
それとも麓から臨時バスを走らせるのかな。
あの道路を思うと余計な心配をしてしまう。

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笠置寺の縁起を読むと、飛鳥時代にはすでにこの地に寺があったようだ。
奈良時代には大和の大峰山と同じく修験行場として栄えており、平安時代には非常な新興を受けています。
鎌倉時代には全盛期であったが、元弘元年(1331)8月討幕計画に失敗した後醍醐天皇の行在所となり、幕府との攻防1ヶ月、全山消亡してしまい、その後明治時代まで復興成らず。

明治9年になって当時の和尚さんの力によって、ようやく復興して今の姿になりました。


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山門をくぐると紙に何やら書いてある。
それによると70万人の観光客が笠置町に来るが、この山に登る登山客は5万人だけ。
この山門を見て帰る客が3万5千人。

300円の入場料が惜しい?
残りの1万5千人は300円を払って中に入る。
この後紹介する磨崖仏や、雄大な景色を見ることなく帰ってしまう。
何故でしょうかと問いかけている。

関西人のケチ根性なのか。
折角ここまで来たのだから、中に入ってお参りして欲しい。
僅か300円がお寺再建の浄財になるんだから。

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大きな岩の上に永い間に積もった腐葉土に、何時の時代でしょうか大きな木が生えていた。

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この二つの大きな岩の下を通るとき、崩れてきたらイチコロでっせ。
写真では大したことないように見えますが、真下に行って見上げたら不気味でした。


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鎌倉時代の十三重石塔(重文)
この塔は元弘戦における戦死者の供養塔か、解脱上人が母のために建てた塔であるとも言われているが、どうも謎である。

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笠置山の本尊仏であり、高さ20mの大きな岩に15mの弥勒磨崖仏が彫刻されている。
この前にあるお堂が3度の火災により焼失。
その都度石面も火にかかり仏像は摩滅してしまった。
奈良時代に渡来人の作ではないかと言われている。


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虚空蔵磨崖仏
この仏様は弘仁年間(810〜824)弘法大師がこの石に上り、一夜にして彫刻したと寺伝にはあるようだ。
彫刻の様式から中国山西省雲崗の磨崖仏に相通じるものがあるという。
此方も奈良時代の渡来人の作と考えられる。

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後醍醐天皇行在所跡

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この場所が二の丸跡です。
太平記には笠置の城は山高くして・・・と書かれていますが、後醍醐天皇の仮皇居であり、正式な築城されなかった。


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ゆるぎ石
この石は奇襲に備えるため、武器としてここに運ばれたが使用することはなかった。
この岩を崖をよじ登ってくる敵兵に向け落とすつもりだったのか。

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ここから眺める景色は素敵です。
眼下には木津川の流れが陽光に光っており、現在は右側を川に沿って走るJR関西線が見えます。
電車の姿を撮ろうとしたが、なんせローカル線。
運が良ければ見えるはずなんだが、時刻表もなく諦めるしかない。

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頂上から見る木津川と笠置鉄橋。
トップの写真と比較して貰うと、如何に急峻な山かわかりまっしゃろ。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ。興味深く拝見しました^^ 京都は歴史が深いもんどすし、わても全然しらんところや歴史がぎょーさんあるんもんど。この笠置周辺もほとんどわてにとっては秘境(笑)そのものどす。一度わてもいってみようかと思います。今日のブログは参考にさせてもらいますぅ^^ おおきにどす
京人
2006/10/31 07:55
京人さんおはようさん

笠置山は木津川の河原から見ても、何の変哲もない山に見えますが、山に登るとこのように歴史上脚光を浴びる時期がありました。

山上の遊歩道は一周20分ほどですが、アップダウンもあるし、胎内洞窟もあったりで、変化に富んでいます。

笠置周辺は未踏の地とのことですが、次回は直ぐ近くにあった恭仁京について書いてみます。
風の旅人
2006/10/31 08:17
こんにちは〜

昨日日本一の橋ができましたね
最初の写真見た時にそれを思い出しました
あの橋って何処なの大分だっけ?

岩の下とか通れません、怖いもん・・
車でも前にトラック走っていて、荷台に鉄や岩など乗せていたら
距離あけて走っちゃうのよね。。。

こう見えても臆病なPANなんです。。。
PAN
2006/10/31 10:19
PANさんおはようさん

日本一の吊り橋完成は、大分県の九重ですね。
昨日のニュースでやっていました。

完成したものは「九重“夢”大吊橋」
高さ173メートル、長さ390メートルで、人専用の橋としてはいずれも日本一となる。

前にこのブログで紹介したものは、奈良県にある谷瀬の吊り橋でした。
高さ54m、長さが297mですから、大幅に塗り替えましたね。
あの当時日本一でしたが、これで2番目になったのかな?
風の旅人
2006/10/31 10:37
風さん今晩は。最後の写真良いですね、急こうばいの上に立つ迫力を感じます。
上までは観光バスが出ているんだと思いますが、行く人は少ないんですね。
光ゴケは有りましたか?石の彫り物みて見たいと思いました。
もう11月になりますね。紅葉撮りにあちこちですか?
sayuri
2006/10/31 20:24
こんばんは
昨夜?(前回)はお世話になり有難うございました。

虚空蔵磨崖仏ははっきりしていますね。これだけ観るものがあったら300円は惜しくないです。遠いのが残念です。素晴らしい旅行記と写真いつも見ごたえがあります。
i&i
2006/10/31 20:50
sayuriさん今晩は

下から見ると平凡な感じもしますが、上に立つとそりゃもう垂直の壁ですよ。

上に登るには観光バスはチョッと無理です。
乗用車なら充分登れますが、対向車が来たときは、チョッと覚悟がいるなあ(゚_゚i)タラー

ヒカリ苔はありませんでした。
この彫刻は先年拓本に取られています。
8m×10mの大掛け軸が出来、恐らく拓本の掛け軸としては最大ではないかと言われています。

毎年秋の紅葉は楽しみにしています。
関西は紅葉の名所が各地にありますから、身体が一つだけなので、行くところが限られています。

昨年も各地の紅葉を訪ねて、ブログに発表しています。
京都の嵯峨野、滋賀の湖東三山など載せていますので、ご覧になって下さい。
風の旅人
2006/10/31 21:48
i&iさん今晩は

この辺りはワテの庭みたいなものですから(笑)
旅行と言うより散歩みたいなものです。

拝観料を惜しむより、お寺の維持管理に多少の入山料は必要ですよ。
歴史的な風致地区だけに、残したいものの一つとしてこの磨崖仏もあります。
風の旅人
2006/10/31 21:52

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