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zoom RSS 最終章・沖縄戦・命どぅ宝

<<   作成日時 : 2006/07/11 01:17   >>

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沖縄の中部から南部にかけて、ガマと呼ばれる天然の洞窟が数多くあります。
石灰岩で出来た沖縄の島は、鍾乳洞が無数にあります。
それがガマと呼ばれるもので、戦時中は恰好の防空壕として利用されました。

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沖縄の中部に上陸した米軍は次第に南下してきて、日本軍は一般住民を巻き込んで南部に逃れました。
逃げまどう住民は大きなガマに逃れましたが、日本軍がそこに入ってくると追い出されるが如く、次のガマに移動させられました。

そのうちの一つが具志頭村新城にあるので、行ってみないかと誘われたので、ガラビ壕に入りました。
真っ暗闇の中で花にも見えません。
もっと行った懐中電灯をつけたら、光が届きません。
こんな中にいると恐怖心さえ起きます。

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かまど跡


この壕は約1000名の負傷兵を収容する野戦病院でした。
岩がゴツゴツした中で、少しでも平たいところがあればそこはベッドに早変わり。
看護要員として県立第二高女の5人の「白梅学徒」ととしてこの壕に来ていました。

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ガラビ壕見学者

当時の状況は麻酔薬なども切れており、 麻酔無しで治療が施されました。
学徒達は手術の時には、両手に蝋燭を持たされて手術に立ち会っています。

日本軍は逃げ延びてきた住民を追い出したり、入り口付近は朝鮮の人達や住民を配置して、兵隊達は奥に隠れて、少しでも米軍の発見を遅らせようとしています。

火炎放射器や手投げ弾が投げ込まれても、奥まで届かないと思ったのか、住民を盾にしてしまいました。

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次第に追いつめられた日本兵は、壕に隠れているところを米軍に発見され、兵隊が先に出たら、一斉射撃で皆殺しに会うかも分からない。
子供だったら撃たないだろうと思って、一人の少女に白い旗を持たせて外に出しました。
わずか七歳の少女が、たった一人で戦場をさまよってようやく自由を手にしました。
この写真は米軍が撮ったものです。

ガラビ壕の野戦病院にも解散命令が出され、一人で歩けるものは出ましたが、500名の重傷兵達が残った。
彼らに衛生兵の手で青酸カリが配られたが、致死量に足らずにもがきいている兵士には、衛生兵達が日本刀や銃剣でさし殺したという。

この様子を戦後証言しました。
白梅学徒の一人が、忘れ物を取りに返ったところを目撃したと語っています。

米軍の攻撃は鉄の暴風と言われるほど艦砲射撃が激しくて、日本軍ともに住民も次第に摩文仁の丘を目指して逃げ延びました。

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摩文仁の丘からも見えますが、約4kmの険しい絶壁まで追いつめられた多数の避難民が、最後にたどり着いた場所、それがギーザバンタです。

背後には火炎放射が迫り、目前の海にはおびただしい艦艇が打ってきます。
前にも後ろにも逃げ場を失った者たちは崖から身を投げる以外はなかった。
戦争がもう少し早く終わっていたら、このような大きな犠牲は出なかったことでしょう。

命どぅ宝
この言葉の意味をしっかり刻んで欲しいものです。

写真は一部お借りしています。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
風さん、('-'*)オハヨ♪ 帰ってきました!疲れました!!
『命どぅ宝』とっても大事な言葉ですね。
なのに・・・戦争になると何と、ひとつの命の軽々しいこと。。。
家族にとっては、大切な大切なひとつの命なのに、悲しいです。
それも無残に。。。
風さん、これからも反戦を訴えてくださいね!応援しています。
ぷー
2006/07/11 09:12
こんにちは。昔、読んだ小説「太陽の子」を思い出しました。壮絶な世界ですね。
リゾートだけではない沖縄の一面を知りました。
はこふぐ
2006/07/11 09:19
ぷーさんお帰り〜

随分長く大阪にいたね。
孫の守も正直なところ疲れますやろ。
先ずはお疲れさまでした。

さて沖縄シリーズは美しい沖縄をテーマにするか、平和について考えるか、どちらも大事な問題です。
平和なくして美しい沖縄を語れませんね。

20代で始めて沖縄に行って、基地に依存した沖縄の実態を目の当たりにして、平和の尊さを感じました。

沖縄戦で20数万人の命が失われています。
それぞれの方の死に方は違えれど、多くの命が戦争によって失われたのは事実。

戦争は無惨な結果を生みます。
命を大事にしようとする教育が叫ばれている現在、このような戦争はあってはなりません。

北朝鮮の無謀なテポドン発射実験で、緊張が高まっています。ミサイルに対抗する処置を供えようとしています。

国から赤紙一枚送られて、その時になって慌てても遅すぎますね。

命どぅ宝
この言葉を肝に銘じて、平和の有り難さを感じ取って欲しいと思っています。
風の旅人
2006/07/11 10:01
はこふぐさんおはようさん

灰谷健次郎さんの太陽の子「てだのふあ」は小説から映画化されましたね。
20数年前になりますね。
子供がまだ小さかった記憶があります。

他に映画化されて印象に残っているのは、混血問題を取り上げた「キクと勇」だったかな?
第66回芥川賞受賞東峰夫さんの「オキナワの少年」も映画化されています。

それぞれが基地問題を取り上げて、逞しく生きる少年姿を映像を通して伝えています。

風の旅人
2006/07/11 10:12
こんなにも人を魅了して止まない海の碧さ・・
ここであの地獄図がと思うと やりきれないですね。

上空の飛行機音にも B29が来るから早く防空壕へって真顔で
震えながら言う認知症の母の中にも 今なお鮮明に残る戦争...
聞き役に徹すれば 泣かせてしまうし どうしてやることも出来ず
いつも立ちつくす私です。同じ過ちを繰り返しては いけません!!

んーーーっ 愚かな北の金ちゃんには \(`´)o 渇!
婆様も もんぺに竹やり持って 筋トレしとかな〜あきまへんか??(笑)
シーちゃん♪
2006/07/11 17:10
シーちゃん今晩は

お母さんが昔のことを追い出されるのはボケの証拠なんですが、それが戦争の話となると、聞く方も辛いなあ
苦しかったあの時代のことが蘇り、昨日のことのように語り出す。
しかもかなりリアルに語るだけに、臨場感があって初めて聞く者なら感心するのでは。

こんな暗い時代が、二度と来ないようにしたいですね。

竹槍持って金ちゃんのテポドンやっつけるのか?
じゃあワテは炊き出しのお握りでも段取りしようか。
風の旅人
2006/07/11 22:17
綺麗キレイと観光ばかりで喜んでいた自分が恥かしいです。
戦後産まれの私には過去の辛い歴史も知っておかないといけないよね。
修学旅行時に姫ゆりのとうへ行きました。
戦死された方々の荷物や顔写真なども公開されていました。
とても無残で見ているだけでも胸が苦しくなりました。
命かけて戦った、たくさんの方達を忘れてはいけませんね。
桜うさぎ
2006/07/19 22:42
この戦争で24万人もの人が、尊い犠牲になられています。
人の命が大切にされるためにも、戦争だけはしてはならない。

北朝鮮のミサイル発射に対し、日本の閣僚はまたとないチャンスだと言っています。
これを幸いに発射基地を叩くための、軍備増強を計ろうとしています。

こんな人が政治の中枢にいること自体、危険きわまりない。
この人達はあの戦争には、未だに反省していません。
情けない話ですわ。
風の旅人
2006/07/20 00:29
はじめまして(`・ω・´)
いきなりなんですが…
沖縄には古くから「命どぅ宝」という言い伝えがあったのに、なぜ、沖縄戦終盤に、沖縄住民が自分あるいは集団で自死を選択したのですか?
難しい話でスミマセンがもしわかったら(答えじゃなくて考えとかでもいいので)教えていただけませんか?
しいな
2007/04/03 16:05
しいなさん今晩は
ようこそいらっしゃいました。

日本には古くから「生きて虜囚の恥目を受けず」というように、教育されてきました。
敵(アメリカ軍)に見つかって、何をされるか分からない。
婦女子においては陵辱の聞きさえ噂されていました。

追いつめられた住民は、ガマ(洞窟)に隠れていましたが、いよいよ覚悟の時が来ました。
日本軍から渡された手榴弾を爆破したり、釜や斧で首を切ったりしました。

それまでにも夜泣きをしたり、お腹を空かせた子供が泣くと、敵に見つかる恐れもあって、小さな赤ちゃんを母親が殺すしかなかったと言われています。

そうした行為があったのにも係わらず、先日の文部省の教科書検定では、日本軍における住民虐殺、集団自決がなかったように書き改めています。

歴史を歪曲して子どもたちに歴史を教える、果たしてこれで良いものかどうか。
集団自決があった現場を見るたびに、当時の指導者への怒りが湧いてきます。
風の旅人
2007/04/03 18:48

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