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zoom RSS 青森 津軽かいだん物語 その3  『国道が階段?』

<<   作成日時 : 2005/10/16 21:50   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 6

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三日目は竜飛崎から花巻までのコース。
この日もまたハードな旅でした。
ホテルを朝8時に出発、津軽半島の北端にある竜飛岬に行くには、国道280号を北上したあと339号を進むと三厩村に着き、村の北端の竜飛崎に着いたのは11時半。
津軽半島の突端に位置する竜飛崎は、太宰治がその形状を「あとは海にころげ落ちるばかりだ」と表現した(『津軽』)ように険しい崖でもある。
高台には竜飛崎灯台が建っています。
岬を見渡すと風力発電の風車が幾つも回っており、竜飛ウインドパークになっている。

竜飛崎の真下から北海道にかけては海峡線が走っており、この日はガスがかかっているのか、北海道がよく見えなかった。
海峡を流れる潮は日本海側から太平洋側にまるで川のように流れています。

昼食場所に向かう途中でバスが停車した。
これが「階段国道です」ガイドさんが説明をされた時は思わずやったと思いました。
このツアーのパンフレットには竜飛岬に行くとは書いてあったけど、階段国道については何も書いてなかったのでまさか目の前に現れるなんてラッキー!

初めて階段国道というものがあると知ったのは随分昔のこと。
何かの番組で真冬に竜飛崎を訪ねる旅でした。
真冬の漁村は人の姿も見えない寂しい風景でした。

部落の細い路地を入って行くとそこから先は階段だと言っている。
最果ての漁村、白と黒しかない世界、地の果てには階段しかない。
その風景を見たとき思わず行って見たいと思ったほどの強烈な印象だった。
この映像を見てから機会があれば何時か必ず!
それが目の前にあるから感激です。

車窓から見るとおにぎり型の国道標識に国道339、その下には階段国道との標識も付いている。
写真を撮るには車窓見学ではアカン。
バスから降りて写真を撮りたいけど降ろしてくれない。
もう少し時間が欲しい。気持は焦るだけでバスは昼食を食べるために動き出した。
これが見納めかなと思っていたらラッキー!
直ぐ横がレストランだった。
昼食含めて1時間の休憩タイムだと言う。
よっしゃ〜 こうなったら飯など食わなくてもいい!
ここは絶対に階段国道を下まで降りてこなくちゃ、いつまでも悔が残るだけ。

バスから降りると添乗員がレストランに行くよう説明があった。
仕方がないか、昼食の席には直ぐ食べられる用意がしてある。
普通ならビールを貰ってのんびりと食べるけど、今日はそんな事をしていられない。
急いで腹に流し込むだけ。

階段国道に行くぞと妻に言ってレストランから出ました。
急いで戻って入り口付近でまず記念撮影。
下まで降りて行きたいし、どのくらい時間がかかるかも分からないけど、でもこの際降りてみるしかない。
時間を考えるとゆっくり写真も撮っていられないかも知れないが、急いで降りることにした。

急峻な斜面なので半分ほど降りた所で妻はリタイア。
帰りの登りを考えると喘息を持っている妻には、標高差は70mでは息切れして辛いだろう。
その当たりは元中学校があったという場所、ここからの景色は漁港も見えて景色も最高です。

妻を残して一人階段を下りていきました。
階段が終わると家の軒下をカギ型に数度曲がります。
道幅は1m程で狭く、軒下には洗濯物や干物も干してあり、全く路地裏状態。
そこを通り過ぎるとやっと漁港前に出ました。

トンネル工事が始まる前までは階段国道などなくて、地道で坂道の村道でした。
昭和39年5月に北海道側から堀削開始してから、昭和63年11月に完成するまでの40年間、多いときには3000人もの工事関係の人達が竜飛崎に住みました。
静かな漁村だったのが大勢やってくると町なります。
工事関係者が増えてくると村には他からも人が集まってくる。
ここで結婚する方もいれば、故郷から家族を呼ぶ方もいるでしょう。
子供が増えてくると新たな学校も必要になり、この崖を利用して小・中学校が建てられたけど、地道では冬の坂道は雪で滑ってしまいます。
そこで村は子どもたちが怪我をしないようにと階段をつけました。

村道から何年か後に県道に昇格して、1974年に国道へと昇格した。
なぜ階段が国道になったのか色々と説はありますが、どうも現地を知らなかった担当役人が「地図を見ただけで国道に昇格させた」らしく、お役所仕事の典型と言われている。

漁村風景を少し見たかったけれど、ゆっくりしている時間はない。
数枚の写真を撮るだけで急いで引き上げにかかる。
帰りは登りだからどれだけ時間がかかるかわからない。
添乗員には無断で降りてきたので遅刻は出来ず、急いで登るしかない。
階段を数えながら登ってみる。
362段の階段を約10分で登り切った。

今回の旅行は階段国道を踏破しただけでも大満足。
人はしょうもないと言うかも知れないが、これも男のロマンだから仕方がない。
これが全国唯一の「階段国道」。
総延長388mの歩行者専用の国道です。

レストランの近くには石川さゆりのヒット曲「津軽海峡冬景色」の記念碑がある。
大きな記念碑の中央には赤いボタンがあります。
それを押すとジャジャ〜ジャ〜ンとあの名曲が大音声で聞こえます。
近くには人も住んでおらず、誰も文句は言わないからいいけど。

ホテル兼レストランで食事をしたけど、このレストランの真下に海峡線が走っている。
列車が通る時間になると、フロント前にあるイルミネーションが7色に輝くとか。
ちょうどタイミング的には通過したはずだったが、その時刻には階段国道に行っており見られなかった。

同じようなことは他にもあるようです。
列車がトンネルの入口に差しかかると、公園の噴水が吹き上がるということも聞いています。
なにかと海峡にまつわる楽しい企画があるようです。

竜飛から十三湖でしばし休憩。
岩木川の河口に位置する湖で、海水と淡水が入り混じった周囲30kmの汽水湖。
ヤマトシジミの産地として名高く、湖畔には食堂もあります。
品書きを見るとシジミ汁があったので食べたら美味しかった。
十三湊の名で昔から栄えた港です。
昔からここではシジミ汁を食べる人が多かったのではないかな。

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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
たはは…
やはり顔を出してしまいます…m(_ _)mスマン
三厩あたりからずっと漁師町の様相が続きますね。
竜飛に向かって、右側に海を眺めつつ進みます。

竜飛ウインドパークってのが出来たんですか?
発電用の風車は見ましたが、
私が訪れた頃は、古びた食堂以外にはありませなんだ…

十三湖に下る途中、小泊村の集落を通ったと思います。
小さな漁村です。 殆どがイカ漁で生活しています。
そこにこちら(関東)で知り合った知人の実家がありましてね。
鯵ヶ沢あたりから、五能線沿いの道(国道101号線)を、ゆっくり下って来ましたよ。
しかし、竜飛から花巻ですか〜。
なかなか、強行軍ですねぇ。
THELO
2005/10/17 21:56
バスの旅というのは自分で運転しない分、前がよく見えない。
車窓から見える風景は、直ぐに通り過ぎてしまう。
殆ど記憶に残らないのは、この為ではないだろうか。

ご多分に漏れずワテも車窓の景色は眺めるようにしていますが、どうしても船をこいでしまいます。

部分的ではあるが覚えています。
それが何処だったかというと、撮ってきた写真を見ながら思い出すしかない。

一度このコースを自分で運転して走りたいが、計画はするのだが実現までに入っていない。

十三港には二時頃だったかな?
それから花巻まで一気ですよ。
五能線も通っているはずなのに、迂闊に記憶がない。
もう一度やり直しの旅になりそうや。
風の旅人
2005/10/18 00:05
THELOにブログに階段国道が書いてあるって
教えてもらったので来ました。
写真にしなかったけど、「階段国道」とだけ、
でかでかと書いてある看板があるんですよ青い標識とは別に。
風さん達のときはありました?。
私は海底駅からだったから、あの辺は全部歩きで下の村まで降り
上の展望台まで上がり、疲れたけど忘れないと思います。

一緒だった名古屋からのご夫婦は白神大地・五能線と
回ってきて、「よかったよ」という、話をしました。
私もいつか、白神大地・五能線・もう一つの海底駅
行ったみたいです。

がんも
2005/10/18 17:37
がんもさん、このシリーズはまだ続きます。
チョッと寄り道したので、後編を書きまっさ。
風の旅人
2005/10/18 23:17
 こんにちは。私もハードな旅は大好きですので、たのしく読ませていただきました。今年の九月に竜飛岬と階段国道を行ってきましたが、青函トンネル工事と関係があったこと、お役所仕事で国道になったことははじめて知りました。なおこの階段の上に、灯台へと上る階段村道がありました。私はその後、十三湊→亀ヶ岡→金木→黒石→大館という、強行日程を選択。ハードな旅とソフトな旅の使い分けが、今後の課題です。
散歩の変人
2005/12/18 17:07
散歩の変人さんいらっしゃい
随分古いところを読んで貰えて感謝です。

竜飛岬のこの時期は、雪と強風だけの人も寄せ付けないほどの世界じゃないでしょうか。
こんな時期だからこそ、行ってみたいと思っています。

金木の斜陽館も一度訪ねてみたいと思っていますが、なかなか大変な場所だけに、腰が上がらないなあ(゚_゚i)タラー
風の旅人
2005/12/18 17:27

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